5.エステティシャン資格ゲッター(留学バージョン)

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A子のエステティシャン日記(Beauticianへの)-イギリス編::::::::

2001年9月こうしてエステシャン留学という名目でイギリスの地に旅立った。

イギリスはアロマテラピーを勉強に世界各国から留学生が来ると思うが、エステ学での外国人は意外と少ないようだ。通学中、外国人といえば英国人と結婚したスウェーデン人ただひとり。唯一のアジア人は私だけ・・・。

一クラス12人という小規模なクラスでの初顔合わせ。残りの11人は、珍しい東洋人(A子)にとまどいつつも、名前を覚えようとしてくれた。

スタッフ・エステティシャン講師と

教材が渡されて、physiology(生理学)とanatomy(解剖学)の基礎学科からはじまった。10年以上前の英国留学時代に、ビジネス学を勉強していた私は、もともと文系で日本語でさえも苦手な分野なのに、用語がちんぷんかんぷん。早くも電子辞書にしがみつく。

午前中は、主に解剖学と生理学の学科の授業があり、午後はBeauty Therapy
実習だ。大概2人1組のペアになって合練習する。まずは、Skin diagnosis(肌診断)からはじまる。

生徒はA子以外白人のため、いろいろな人の肌を観察するが、欧米人の肌には毛穴が見えない。

みんな大体乾燥肌だ。やはり湿気がないせいだろうか。。。毛穴がないかわりに、
こまかいソバカスが沢山ある。そして日本人に比べて弾力も少ないようだ。若くても触ってみるとちょっと年寄りみたい・・・。

反対に私の肌質も彼らにとって、興味深いのだろうか。30台にしては、おそるべく弾力と皮脂量なのか・・。あとから、アジア系の人やアフリカ系もモデルとして観察したが、白人、黄色人種、黒人ともそれぞれ特徴がある事を知るのだが。

かくして、毎日3ヶ月間の間このcollegeにて資格をとるべく実習をしながら勉強する事となるのだ。

イギリスに渡ったA子、日本でエステティック論の勉強を始めたB子、そしてハンガリーにあるILCSIサロンへ(オーナーがエステ学校、そして看護学校でフィジオテラピー(電気治療学)の講師をしている女性の下)修行を受けるC子と三者三様のエステティシャンへの道を進みだした。

アイルランドと英国にスパを持つサロンオーナーの彼女の名前は、ユマ。なんでもUKのリッツカールトンホテルの依頼で、商材を探していたところ、ハンガリー産のユニークな自然派コスメのうわさを耳にした事があると言った。偶然にも、講習で同席したA子と話をしたことによって夢が現実になったとたいそう喜んでくれたのだ。

ユマと彼女の部下を引き連れて私たちは、ハンガリーのイ・ル・チ本社へ発った。ユマが一緒に仕事をしているリッツカールトンホテルのスパ担当も同行して、大勢の方たちとさまざまな直営サロンやら、地方の温泉ホテルなどをめぐることが出来た。

ILCSI化粧品の最大の魅力である、オーガニック原料。フルーツや、ハーブや野菜の茎やへたまで丸ごと熟成させるものなので、無農薬というのは絶対条件だ。ヨーロッパのオーガニック食品は、規制が厳しい。無農薬に切り替えて3年以上経った土壌でないとオーガニック認定が受けれないのだ。

その点イ・ル・チでは、1982年からオーガニック原料を全国数箇所にある、広大な自社農園もしくは、国内で収穫できないものは、ヨーロッパの契約農家で栽培されているので、グレードが高いものが期待できる。

おまけに、イギリス人のオーガニックに対する執着ははんぱないので、A子にとっても随分勉強になった。

一通り見学を終えたあと、A子とユマは、こう宣告された。『今の学校を卒業したら、半年間、ブダペストにある直営サロンで研修を受けてください。』と。

そうしなければ、この化粧品を取り扱う資格がないというわけか?
何ども言うが、A子はエステティシャンではない。エステティシャンになりたいと思ったこともない。サービスする方でなくて、される方なのだ。

A子はともかく、ユマは、超高級スパリゾートホテルのリッツの美容部門のコンサルタントをしている程の美容業界には精通している。

いまさら、サロンで丁稚奉公?あごで使われるの??しかも半年も?忙しいのよ!ユマも私も憤慨した。しかし、取引の絶対条件なので仕方がない。

まったくこっちがお客さんなのに、こんなに高飛車に条件を設けられるなんて・・・。

彼女とA子はその後、同じ目標に向かって悪戦苦闘している仲間となり、何でも話せる、親友となっていった。

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